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ホームセキュリティの見積もりや契約前に確認すべき6つの注意事項

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ホームセキュリティの見積もり

ホームセキュリティを選ぶ際にもっとも重要と言えるのが「見積もり」「契約前の確認」です。

導入する前には、担当者の人に自宅に来てもらい、希望や予算に応じたセキュリティプランや見積もりを取ります。

見積もりや契約前に、要点を押さえて逐一確認を取ることで「契約したが当初の予算以上に料金が高額になった」「思っていた以上に使い勝手が悪い」など、選び方に失敗する可能性を低くできます。

※金額・手数料表記はすべて税込です。

見積もりや契約前に確認するポイント

  • プラン内容
  • 待機所からの距離・到着時間
  • ホームセキュリティにかかる総費用
  • 解約条件
  • 保障の範囲
  • 利用できる通信回線

プラン内容

一般的なホームセキュリティサービスはおもに5つあります。

  • 防犯(外出・在宅時)
  • 非常通報
  • 緊急通報
  • 火災監視・ガス漏れ監視
  • 見守りサービス

内容は業者やプランによって大きく異なり、サービス内容も標準装備か追加オプションかで料金が変わってきます。

たとえばセコムだと、外出・在宅時の防犯は基本プランになっていますが、ALSOKだと在宅時の防犯はオプション(在宅セルフ警備)で、別途料金がかかります。

自宅ではどのような防犯対策が必要なのか、ライフスタイルにあったセキュリティは何がよいのかを考えることが大切です。

参照:ホームセキュリティシステムの仕組みや種類は?

待機所からの距離・到着時間

待機所(緊急発進拠点)とは、万が一何かあった場合に自宅まで駆けつけてくれる緊急対処員がいる場所のこと。

各業者の営業所や、待機所に指示を出すコントロールセンサーとは別にあることが多いです。待機所の場所は防犯上、Webサイトなどでは公開していません。

見積もりに来た担当者の人に、待機所の場所や自宅までの距離、通報から到着までの予定時間を確認しておくと、非常事態時にすぐ駆けつけてもらえます。

業者によっては、待機所の数が多いことをアピールしている所もありますが「待機所の数が多い=自宅から近い」とは限りません。

都道府県公安委員会規則では、通報から現場までの到着時間を25分以内と定めています。25分以内でより早く自宅まで駆けつけてくれる業者を選ぶようにしましょう。

参照:ホームセキュリティの待機所はどこ?自宅まで到着時間は何分かかる?

ホームセキュリティにかかる総費用

月々の月額料金以外にも、サービスの利用には数々の費用がかかります。

契約期間は最低でも5年と長いので、月額料金が安くても長期的に見れば高額になることも多々あります。

導入に際してかかる費用の内訳をまとめてみました。
プランによっては不必要な場合もあります。

  • 月々の料金
  • 取付け・撤去時の工事費
  • セキュリティ機器の価格
  • 保証金
  • 通信料
  • 緊急出動費
  • 解約金、違約金

各サイトには料金プランが掲載されていますが一例に過ぎず、各家庭によって同じような内容のセキュリティをしようと思うと、業者によって料金がマチマチになりやすいです。

見積もりの際は、ホームセキュリティにかかるすべての費用を確認することが大切です。

参照:料金は月1万円以下!ホームセキュリティの価格相場

解約条件

契約期間は5年、その後は1年ごとの自動更新の所が多いです。
その5年間の間に引っ越しや何らかの事情があって、途中で解約する可能性も考えられます。

解約した場合の解約料や違約金の有無、料金に関しても確認しておきましょう。
会社によって解約料の計算の仕方や、解約時期による解約料の有無が結構異なります。

たとえば「仕事の都合で3年の内に引っ越す可能性がある。その場合の料金の総合計はいくらになるか?」など、中途解約も視野に入れた質問をしておくとよいです。

参照:ホームセキュリティを解約したい。クーリングオフや解約金はある?

保障の範囲

「ホームセキュリティの導入後、盗難や侵入によって損害が出た場合は保障があるのか」「セキュリティ機器を撤去した後の原状回復はできるのか」など業者の責任や保障の範囲を確認します。

たとえばセコムでは、現金・貴金属・美術品等は50万円、家財の場合には最大200万円の保険金が降りたり、火災や不審者侵入で建物などが壊れた場合、修復費用を支払ってくれたりと保障が充実しています。

複数から見積もりを出してもらうと「料金は高いけど保障がしっかりしている」「費用は安く済むが、保険や保障が期待できない」というような比較がしやすくなります。

セキュリティ機器の使いやすさ・デザイン

セキュリティ機器には、ホームセキュリティの設定解除を行なう「ホームコントローラー」、持ち運び可能な「リモコン式コントローラー」、開閉センサー、空間センサーなどの各種センサーがあります。

各種センサーはデザインや性能がほぼ同じですが、コントローラーのデザインや操作性はかなり異なります。

たとえば、ホームコントローラーの画面が液晶のタッチパネル式か、ボタン操作なのか。
セキュリティの設定警戒方法も、暗証番号の入力、カードキーを差し込む、専用端末を使うなどさまざまです。

自分や家族(特に小さな子どもやお年寄り)でも、簡単で分かりやすく使えるかどうかを見ておきましょう。Webや資料請求のパンフレットで見るだけでなく、ショールームを訪ねるなどして、実際に体感してみるのが一番よいです。

最近は携帯電話やスマートフォンを使って、外出時からセキュリティの設定解除ができる所も多いです。外出時先からのセキュリティの設定が可能かどうかも確認しておきましょう。

利用できる通信回線

ホームセキュリティでは、万が一何かあった場合にコントロールセンサーへ緊急信号を発信するために通信回線を使用します。

通信回線には電話回線とインターネット回線の2種類あり、有線または無線でセキュリティ機器を繋ぎます。

業者によって利用できる通信回線が限られたり、停電時の対策として緊急電源装置が別途必要な場合があったりします。

自宅で使える回線は何か、回線を変えたいと思ったときにすべきことに関しては、事前に把握する必要があります。

また配線の露出度やセキュリティ機器の取付け場所、方法も知っておくと、導入後の部屋の様子が想像しやすくなります。

利用状況や回線によって、インターネット回線の速度が遅くなったり、通信料がかかったりする場合があるので、その辺りもあわせて確認します。

参照:停電した時、セコムなどのホームセキュリティは作動しなくなる?

最後に

ホームセキュリティの導入の際は最初から1社だけに絞らず、できる限り複数の会社の見積もりを取ることが大切です。

比較することで自宅に必要なプランや防犯対策、セキュリティ機器が何なのか、わかりやすくなります。

また複数から見積もりを取ることで、料金の値下げ交渉もしやすいです。

引っ越しのときの見積もりのように「そちらで契約を考えているが、料金が高いのがネック。B社の方が○○○円と安いので悩んでいる」などと言えば、担当者が料金を値下げしてくれる可能性が高くなります。

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