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ホームセキュリティの市場規模は995億円。2017年には1,081億円まで拡大か

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ホームセキュリティの市場規模

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【2015年1月13日】

富士経済が2014年12月18日発表した「セキュリティー関連の国内市場の調査結果」によると、2014年のホームセキュリティ市場は、2013年よりも121.2%高い955億円と推計されました。

【ホームセキュリテサービスの市場規模】

  • 2011年……758億円
  • 2013年……892億円
  • 2014年(見込み)……955億円
  • 2017年予想……1,081億円

調査は2014年6月~10月、富士経済の専門調査員が参入企業などへのヒアリング、文献資料調査、社内データベースを利用して行なわれました。

2013年は景気回復や消費税の増税前の駆け込み需要で、新設住宅の着工数が多く、それに伴ってホームセキュリティ市場も順調に拡大を続けました。

空き巣、忍び込み、居空きなどの侵入窃盗の発生件数は、2000年代半ばが全盛期で、それ以降は大幅に減少しています。

それでも「安全を買う」という消費者意識が根強く、それに応じたホームセキュリティのサービスが拡張していることもあり、ホームセキュリティ市場は拡大してきました。

以前は高取得者層(富裕層)を中心とした既築戸建住宅に需要が高かったのですが、最近は新築戸建住宅やマンションなどの集合住宅にも数多く導入されています。

サービス内容や料金プランが多様化したことで、中間所得層もホームセキュリティを利用しやすくなったことも、市場拡大の要因の一つに挙げられます。

今後は普及が遅れている「集合住宅(特に賃貸集合住宅、アパートなど)」や、潜在的な需要が大きく増加が予想される「高齢者世帯」への導入により、ホームセキュリティ市場もより拡大することが考えられます。

2020年の東京五輪に向けた防犯意識の高まり、今後ますます高齢化や核家族化が進むことで、家庭での防犯対策の必要性が増してきました。

ホームセキュリティは、セコムやアルソックを代表する「防犯センサーが反応したり、緊急用ボタンが押されたりすると、警備員が自宅まで駆けつけてくれる」従来型以外にも、セキュリティカメラやWebカメラを利用した簡易版も多く見かけるようになりました。

今後「ホームセキュリティを利用したい」と思ったときは、自分が必要とするセキュリティサービスの内容や導入コスト(月額料金、工事費、セキュリティ機器代)をよく検討して、いろいろと見比べてみることをおすすめします。


参照:東京五輪に向けた防犯意識の高まりや食品工場のフードディフェンス需要を受けて拡大するセキュリティ関連の国内市場を調査 – 株式会社富士経済

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