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誤報が多い?ホームセキュリティの導入前に考えたい7つの問題点

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ホームセキュリティの問題点

ホームセキュリティの導入は空き巣などの犯罪被害を防ぐ方法として、もっとも効果的な対策の一つです。ただし問題点や、導入後に起こるトラブルもいくつか考えられます。

※金額・手数料表記はすべて税込です。

ホームセキュリティの問題点

  • 料金が高い
  • 誤報・誤作動が多い
  • 窓センサーがあっても侵入される
  • 部屋の美観が損なわれる
  • 導入したのに被害にあった
  • 警報が鳴ってから到着までの時間が長い
  • プライバシーの問題

実際に導入した場合に考えられる問題点をまとめてみました。

料金が高い

一般的に「料金が高い」と言われることが多いですが、実際にかかる費用は具体的にいくらになるのでしょうか。

月額料金はプランや自宅の間取り、セキュリティ機器の種類や数によって異なりますが、約3,000~6,000円が目安です。

月額料金、工事費、セキュリティ機器代などを合わせると年間9万円前後で利用できます。
月々7,000円前後です。(参照:料金は月1万円以下!ホームセキュリティの価格相場

導入した人の話を聞いてみると「お守り程度に考えている」「万が一の保険だと思って利用している」「何もしてないよりも安心感がある」「気休め程度に」という理由が大半を占めていました。

「月々約10,000円前後で安心を買うかどうか」がホームセキュリティを考える一つの要因になるのではないかと思います。

また事業者のなかには月額料金を安く提示して、オプションサービスやほかの料金を高めに設定している場合も考えられます。月額料金だけでなく導入に際して、総額がいくらになるか見積りの段階ですべて確認した方が安心です。

【費用一覧】

  • 月々の料金
  • 取付け・撤去時の工事費
  • セキュリティ機器の価格
  • 保証金
  • 通信料
  • 緊急出動費
  • 解約金、違約金

また空き巣や火災など建物の損害が生じた場合の保障に関しても、事業者によって対応がマチマチなので、保障の有無や支払われる補償金の額も知っておきましょう。

参照:ホームセキュリティの料金は何で決まる?導入前に知っておきたい6つの値段内訳

誤報・誤作動が多い

「緊急事態だと勘違いして、通報ボタンを押した」という以外にも、セキュリティ機器による誤報は珍しくありません。

最近のセキュリティ機器のセンサーは感知する感度がより上がっているので、そのぶん些細なことで誤作動や誤報も起こりやすくなっています。

「感度が高い=被害を初期段階で留められる」とも言えるので、より安全性が高いと捉えることもできます。

窓センサーがあっても侵入される

外部からの侵入の感知する開閉センサー(マグネットセンサー)は、名前の通りドアや窓を開閉することでセンサーが反応します。

窓を使った侵入手口でもっとも多いのはガラス破りと言われますが、たとえば窓ガラスを全面割って、割れた部分から入れば、開閉センサーは反応せず警報も鳴りません。

開閉センサーが有効的なのは、カギ周りの窓ガラスだけを破ってカギを開ける、玄関ドアのピッキングによる侵入です。

人が一人通れるような大きさの穴を空けるには物音も大きくなりやすく、たとえ開閉センサーが感知しなくてもガラスが何度も割れる音に気付いて、付近の住民が通報する可能性も高くなります。

またバルコニー近くの部屋には人の動きを感知する空間センサーを取り付けられるので、侵入者は部屋に入った途端、すぐに通報されます。

部屋の美観が損なわれる

セキュリティ機器が自宅のあちこちに設置されたり、各機器を繋ぐ配線が露出したりすると、部屋の美観を損ねるのでは?と心配する人も少なくないようです。

新築の物件に導入する場合は、配線を隠せるので部屋の美観を損なうことはありません。

新築を建てるに際して導入を考えている人は、早めに建築会社やホームセキュリティ会社と相談することが大切です。壁の中に配線を入れて目立たなくしたり、ホームコントローラーの色にあわせて壁紙の色を選べたりします。

既築の建物に導入するときは、無線タイプのセンサー類を中心に設置してくれるので、配線を張り巡らせずに済みます。

導入したのに被害にあった

「空き巣や泥棒が入っても、現場に到着するまでに必ず逃げられている。高い料金を支払う価値はあるのか?」と批判されることがあります。

勘違いしがちですが、警備員は一般人と同じ扱いなので、現行犯の取り押さえはできますが、警察と違って犯人を逮捕する権限はありません。

ホームセキュリティを導入することで、防犯への意識が高まり、空き巣や侵入者により狙われにくい家にすることが可能です。

警備会社のシールやステッカーを貼り、外目からも防犯対策がされていることがわかれば、侵入される確率も下がります。

「導入しても被害にあう」ではなく「導入することで、被害にあう可能性を低くできる」と考えた方がよいです。

またセコムのように「補償制度」が標準装備されており、災害や盗難にあった場合、損害額に応じて保険金や見舞金が支払われる場合もあります。

警報が鳴ってから到着までの時間が遅い

ホームセキュリティの利用で不満に思われることに「通報から駆けつけてくれるまでの時間が遅い」「侵入者に逃げられてしまう」が挙げられます。

到着時間は遅くとも25分以内と各都道府県公安委員会で定められていますが、実際は15分前後で到着することが多いです。

同時刻に警察とホームセキュリティ会社に通報した場合、近くに警察署があれば先にパトカーが現場に到着することも少なくありません。

ホームセキュリティの目的は侵入者を捕まえることではなく「人や財産に関する被害を最小限に抑える」ことです。警報が鳴り、警備員が駆けつけることで、家中を長期間荒らされずに済みます。

また空き巣被害は、約9割がた犯行が行なわれた時間帯についてわかっていません。
(参照:空き巣・忍込み・居空きが入る3つの時間帯

ホームセキュリティを導入することで「侵入された時間がわからない」という心配がありません。

参照:ホームセキュリティの待機所はどこ?自宅まで到着時間は何分かかる?

プライバシーの問題

プランによっては、契約時に自宅のカギを預けたり、警備の関係で留守宅に警備員があがったりすることもあります。

大切なカギを悪用されるのが心配、他人に家に入られたくないと思う人も少なくありません。

トラブルを未然に防ぐためにも、契約前にはプライバシーに対する会社の取り組みについて、きちんと説明を受ける必要があります。

最後に

ホームセキュリティを導入したからと言って、万全な防犯対策が整うとは限りません。
安心して任せ切ってしまうと、逆に防犯対策が疎かになり危険性が増します。

セキュリティ機器や便利なサービスに頼り過ぎず「外出する前にすべての窓やドアを閉める」「貴重な品を盗まれやすい所に置かない」などの自衛もあわせて必要です。

また自分の考えている内容と、提供されるサービスに隔たりがあると「意味がない」「利用して失敗した」と感じることが多々あります。各事業者へ資料請求や見積もりをして内容を把握することが大切です。

それぞれのメリット・デメリットを考えながら導入を比較・検討したり、担当者との事前の打ち合わせを充分に行なうことでトラブルを未然に防げます。

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